アパレル工業新聞【09-07-01】

【会員制SNSを開設 ~パタンナーや工場を支援~】

 ユカアンドアルファは、パターンメーカー、デザイナー、縫製工場を支援するためのネットワークとして、インターネットを使った会員制SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「アパレルパタンナーズクラブ(略称APC)」を七月から立ち上げる。APCを活用して人、技術、仕事を連携し、新たなビジネス展開につなげてもらう。
 SNSは人と人、人と企業のつながりを促進・サポートするコミュニティ型のWebサイト。APCは個人も企業も参加することが可能で、パターンメーカー、デザイナー、縫製企業、マーチャンダイザー、アパレルメーカー・商社などで構成する。コンテンツとしては自社・プロフィール紹介、自社の作品公開、情報発信、会員同士の情報交換、お仕事掲示板などを提供する。
 SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)化しているパターンメーカーやデザイナーは仕事に波があり将来に不安を抱いている。このため情報交換、仕事の助け合いなどヨコの連携でコミュニケーションができる場としてSNSを提供することにしたもの。「業界に対して集合の存在感を発揮」(林田勲会長)することで、SOHOを求めるアパレル側にもアピール出来る。
 一方、企画提案力が求められてくる縫製企業にとって、中小や地方の場合は優秀なパターンメーカー・デザイナーを一社で抱えることは難しいのが実情。このためAPCは単にパターンメーカーだけのネットワークではなく、縫製企業との連携を目指す場としても活用していく。
 APCへの参加は、URLにアクセス、基本情報(プロフィール登録)を入力、事務局の審査を受けて入会できる。「ネット上ではハンドルネームでも、事務局には実名で登録」(同)してもらう。今月下旬から東京、大阪、名古屋で説明会を開き、会員を募集する。

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