近代縫製新聞【09-09-05】

【パタンナーよ集まれ ~国内SOHOの可能性探る~】

 アパレル業界専門のビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「APC‐NET」が8月にスタートした。
 これは全国中小企業団体中央会の「平成20年度組合等情報ネットワークシステム等開発事業」補助金によって設立された任意団体「アパレルパタンナーズクラブ(APC)」が運営するもの(事務局はユカアンドアルファ)。
 パタンナーを中心に、アパレル業界に関連するすべての業態(アパレル、縫製工場から小売流通まで)とネットワークを構築することで、新たなビジネスチャンスの創造や業界発展に寄与する目的。
 特にSOHOなど自営業でパターンワークに携わるパタンナーは、孤立化しやすい傾向にあり、ユカアンドアルファが独自に行ったアンケート調査では約7割が「相談相手を必要」とし、約4割が「パートナーの必要性」を感じている状況。
 また、パターンワークの仕事が海外に流出している傾向も踏まえ「国内から企画業務の機能を無くさないためにも、パタンナーを支援し、人と企業を結ぶ場所を提供」(APC事務局)。
 APC-NETに参加したメンバーには、SNSの活用方法や個人の営業に役立つブログ運営のノウハウなど基礎から事務局がフォローする。
 「とりあえず気軽に参加して、自己紹介から始めていただき、質問掲示板など情報交換のフォーラムを活用することで仲間を増やしていただきたい(事務局)。

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