アパレル業界専門のビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
「APC‐NET」が8月にスタートした。これは全国中小企業団体中央会の
「平成20年度組合等情報ネットワークシステム等開発事業」補助金によって
設立された任意団体「アパレルパタンナーズクラブ(APC)」が運営するもの
(事務局はユカアンドアルファ)。パタンナーを中心に、アパレル業界に関連
するすべての業態(アパレル、縫製工場から小売流通まで)とネットワークを
構築することで、新たなビジネスチャンスの創造や業界発展に寄与する目的。
特にSOHOなど自営業でパターンワークに携わるパタンナーは、孤立化しやすい
傾向にあり、ユカアンドアルファが独自に行ったアンケート調査では約7割が
「相談相手を必要」とし、約4割が「パートナーの必要性」を感じている状況。
また、パターンワークの仕事が海外に流出している傾向も踏まえ「国内から企画
業務の機能を無くさないためにも、パタンナーを支援し、人と企業を結ぶ場所を
提供」(APC事務局)。
APC-NETに参加したメンバーには、SNSの活用方法や個人の営業に役立つ
ブログ運営のノウハウなど基礎から事務局がフォローする。
「とりあえず気軽に参加して、自己紹介から始めていただき、質問掲示板など情報
交換のフォーラムを活用することで仲間を増やしていただきたい(事務局)。